11/9
日記をさぼるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
顧問から「今週は好きに塗ってみなさい」とお言葉をかけられた。えっ自由でいいのと喜ぶ反面それだけ状況が逼迫しているということが怖い。
今年は去年に比べて人が増えたから全員に十分な指導が行き渡らないのもわかるけどかなり焦る。
あと二十数日、手を抜かないよう。
買いに行くのがめんどくさくて、無くしたのに買わなかった制服の襟につける校章バッチをようやく購買で買ってきた。
めんどくさすぎて「先生に気づかれたら買う」と言い訳し続けてきたけど流石にばれた。
初めて学校の購買を利用した。
男子が多くて、でもぽつぽつ女子もいて、そのほとんどがパンを買い求めにきていた。その中で1人校章くださいと話しかけるのにはわりと勇気がいる。
初めて話した購買のおばさんは親切だった。
ありがとうと言って袋入りの校章バッチを一つ渡してくれた。
なんでも、校章裏の留めるやつ?がゆるくなってバッチをなくす女子、わりと多いらしい。わたしもその口だ。
最近家に帰るのが遅いせいで色々と不自由やら時間が足りないことが多い。改善策はどこだろうか。
11/7
何度も言いましたが。
田んぼに落ちました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!何年ぶりだろう!
なぜ今日に限って落ちたかというと。
駅の方に用事があったので、帰り道、普段通らない田んぼ道を自転車で走っていたんですね。左右田んぼ、ガードレール無し。小雨。
そしたら前方からなかなかのスピードで走ってくる車が。
しかもその後ろには後続車が。
車一台余りくらいの広さしかないので道路は狭く、田んぼに足をついて、自転車ごと体を寄せて避けようとしました。
そうしたら、田んぼに生い茂っていた雑草のお陰で田んぼと道路の間の結構な隙間に気づかず。
コロンと落ちました。
童謡のどんぐりみたいに。
幸いにも水が張っていなかったので、雨でぬかるんだ泥にダイブして、そのお陰で出血するようなこともなく(手首と腰は打ったが)、被害も学校ジャージとリュックが少し汚れた程度で済みました。
落ちる瞬間「アッヤベ」と思ったけど重力に負けた。
落ちた第一声が「くっそ〜」だった。
田んぼにダイブした間抜けな高校生を上からわざわざゆっくり近づいてきて見て、またブオーン!とスピードを出して去っていく後続車。
見たんなら助けろや。とかなんだそれ。とか色々と思うところはありましたが雨が強くなり始めていたのでどろどろのジャージのまま帰りました。
途中信号で止まったら、同じように自転車でお喋りしてる外国人の方の二人組。その2人がわたしを見て??!みたいな顔をしたのでみないで〜というオーラを発したつもりでさっさと帰った。
帰着して自転車から落ちたよと言うと、まず祖母が馬鹿だね〜〜〜と。うるさいです馬鹿ですよどうせ。
事情を話すとわりと心配されたし腰がいたいというと揉んでもらえた。やさしい。
手首も軽くぶつけたらしくちょっと痛む。
でも久しぶりに寝そべった、雨に湿った草と土が思ったよりひんやりしていて心地よかった。呑気なものです。
最初は落ちるなんてわたし馬鹿すぎる、短足かよ、しっかりしろよ、いくつだよと自分責めモードに入っていたけれど、後続車に通り過ぎられたあたりで怒りにシフトしてしまった。
なにもせずにどっか行くなら初めから止まるな。と一言言いたい。
ものすごく昔、子どもの頃、雨の日に自転車で合羽もなくびしょ濡れになっていた時にわざわざ止まって「大丈夫!?」と言ってくれたいつかのおじさんの温かみが今更しみました。
こうびてんで少し進み、筆箱も見つけたというのにこの体たらく。怒っていいんだか悲しむべきなんだかわからない。
11/6
公欠素晴らしい。
朝から大きな高校のバスに乗せていただいて文芸コンクールの表彰式兼講演会。2時間もバスに揺られるのが久々だったので疲れたけど目の前の谷川やら山を見るとここに住みたいとすら思う。河童出そう。
表彰式が早めに終わった時点で講演会まで昼休憩が1時間半超というとても暇な事態に陥った。仕方ないので館内(コミュニティセンターの会議室で行われていた)をうろうろ散策していたら図書館が館内に併設されていて一気にテンションが上がる。
平日の昼間なのもあるだろうけど地元のご老人と同じようにバスに乗ってきた高校生がぽつぽつ、それ以外は静かなものでたいへん過ごしやすい。学習室も、本を読むための窓を臨む椅子もあって楽しい。
といってもご飯含めて1時間半で読める本はそんなにないので本棚をぶらぶら見て回ってたら前から読みたいと思っていたスタンリイ・エリンの「特別料理」の入ったホラー作品集を見つけてテンションが上がった。
もともと米澤穂信さんの「儚い羊たちの晩餐」でタイトルが出ていたので気になっていた小説だけど、同じ作品にタイトルの出ていたダンセイニの「二壜のソース」の方が個人的には好きだと思った。ぞくぞくして楽しい。
食事をえがいた作品は面白い。朝食、晩餐、ランチ、絵画や小説、食事描写に含まれた意味は大きいと思う。有名なのは最期の晩餐とか、二人きりの食事はセックスを現すとか現さないとかそういうの。
食事してる絵も好き。好きな食事シーンは、絵画で言ったらヨルダーンスの「豆の王」とか、ウィリアム・キラーの「便宜的結婚」とか。前者は頓珍漢の宴っぽく、後者はメーベルっぽい。
あと血界戦線のエンディングでチラッと映る、フェムトとアリギュラがテーブル囲んで爆笑してるシーンも大好き。一瞬というか2カットしか写らないけどものすごく印象に残る。
食事シーンを魅力的に書ける人になりたい。
お偉い詩人の先生が講演をしてくださった。
面白い言葉がたくさん。
創作者として頭の痛いお言葉ばかり。自己満足になってはいないか、頭でっかちになってはいないか、心配どころが増える。
11/5
忘れるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
明日が公欠なので今日完成させるつもりで木炭で描くのに、見てくれる先生は画材屋にお出かけしている。正直先生がいないと現場が停滞する。先生があと2人くらい欲しい。
木炭の方はそこそこ順調だが先生のもっと頑張れ的な視線が恐ろしくて仕方ない。というか下書きが完成しなければどうにもならない。定着液も絵具もない物資欠乏の陣中。
なぜ20センチくらいある巨大チューブがすぐになくなってしまうのか。
ここのところの乾燥とよく手洗いするせいで右手の人差し指と親指が荒れに荒れている。ハンドクリーム塗れよと思うけどめんどくさい。(おい)
ガサガサの指の皮があちこちめくれてるので取ろうとしたら生皮まで剥けた…
それはさておき、創作。
久々に創作垢でのびのびできて嬉しかった。
過去のわたしが何を考えているのかわからない部分が多すぎるので呼び出してタイマンで話がしたい。わたしの記憶力がなさすぎるのもあると思う。
創作を見ていると、わりとどの子にも音楽と絵画が絡んでいると思う。
わたしが宗教画や歴史画が好きなのでそれを絡ませたいというのもあるし、オペラや歌舞伎やクラシック音楽も好き。
ピアノがもしも弾けたならと思わずにはいられない。
物語世界や詩歌の世界を絵画で表現するのも好き。去年は「青猫」をテーマに描いたりもした。
絵画的なうつくしさ。
美術館に行く創作も描きたいし舞台を見る創作も描きたいし喫茶店で延々駄弁る創作も描きたい。描きたいものが多すぎる。
11/4
またもや書くのを忘れていた。アホヤネン。
美術が大詰めということで、美術室が色々と殺気立っている。後輩のうめき声、先生のアドバイスの声、猛然と筆を洗う水音、後輩のうめき声、木炭を滑らせる音、うめき声、というくらい後輩がうめいている。
模試の前半だった。思ったより早く評論の迷路を抜けられたのでよしやるぞ、と思って小説に入ったら、食べ物の描写がよすぎてお腹が空いてしまった。失策。
焼いたじゃがいも、厚切りハム、牛脂で焼いたキノコ、井戸水で割った梅酒。そんな簡単な料理描写に胃袋を焼かれた。
この人お腹が空いてる時に書いたのかな?と思うくらいお腹がすいた。厚切りベーコンが食べたくなった。特に梅酒と一緒に。
昔家でつけていた梅酒を、一度だけ飲んでみたことがある。大きくなったらまた飲みたいと思ったのが、気がついたらあと3年で飲めるようになることに驚いた。
今は部活中なので、先生の目をかい潜って書いている。見つかったら怒られるだろうな。
模試のせいで「こころ」がなかなか進まない。ようやく主人公が実家に帰ってまた東京に戻ってきたくらい。
「こころ」は、クライマックスを知っているだけに読み進めるのにすこし戸惑いがある。
ここからどうやってあのラストに持っていくのかがとても楽しみ。表紙も可愛い。KADOKAWA夏フェスは案の定逃したけどこの表紙デザインもすき。白と黒なのはKと先生への追悼の意を表しているのかな?と思ったけど、なぜ傘なんだろう?
デザインについては受け取る側が考えすぎてはいけない部分もあると思うから、いいところで切り上げたい。
美術室は高いところにあるので、夕日や山がよく見えるのにここのところ忙しいので見る暇がないらしい。寂しい。
同級生の水張りを手伝った。
水張りが得意な人なんかいないんじゃなかろうか?ってくらい私はきらいです。
時間制限があるのが一番いや。もっと全力でやれよ!!と紙に怒りたくなる。
わたしもそんなに得意じゃないのに頼らないでくれ頼むから。
11/3
やきにく!
お昼ご飯は庭で家族と焼肉。
元々父が焼き芋をするためにダッチオーブンを出したことがきっかけだったようです。
その流れで金網と鉄板も出た。
〆までひたすらに美味かった。
小さい鳥の群れが家の周りを大量に行ったり来たりしていたせいで、車にも道路にも糞がびっしり。焼肉中に落ちてこなくて本当によかった。このくらいに大量の群れで飛んでいるならきっと渡り鳥なんだろうけど、なんという鳥なんだろうか。
昨日化粧品の話をした流れで、ちょうど眉毛描くやつが切れた。
新調したのは初めて買うメーカーのものでした。Witch’s Pouch のパウダーアイブロウ。
軽い力でもよくついて落ちにくく塗りやすい。
その流れで化粧品を色々と調べたりもした。教訓。なにも考えずにピグメントを手に塗るな。もれなく手が加算発光します。
焼き芋も甘くてねっちりでご機嫌です。部活絡まないと終始ご機嫌。
テレビをつけたら未成年の主張がやってた。
女の子の告白、わりと好き。
なんか入り方が好きです。展開もだけどああいう文学的な口調のナレーションが入りそうな、最後に泣いたりせず静かに終わるのも、少女小説みたいな恋の話。
でも実らないのが定番なんですよね。
ああいうちいさな慕情をどうにかすきな2人に落とし込めたらな、と思うけど修行が足りない。
生理周期をカウントするアプリを変えるかどうか迷っています。
どちらもいいところもあるけどうーんと思うところもあるみたいな。
一応両方試そうかな。
居眠りで夢を見ました。
バーのピアノでBGM演奏をしている梵さんの夢。
うとうとしている中でピアノの音が静かに聞こえるのとてもよかった。
どこかで出したい。
ぶんあるのバーはBGMがピアノアレンジなので、つまりそういうことです。あると信じよう、ピアノ。
こんだけピアノすきだけど習わなかったことを死ぬほど後悔してる。
柄じゃないって習わなかったんですよ。昔はあらくれていたので。
これが少し成長したということなのかとしんみりします。
後悔先に立たず。
その代わりに今は楽器をシャカシャカ鳴らしております。
明日は模試…勉強しろよ…
11/2
低気圧で頭痛いやら眠いやらなんなんだ。
体がダメすぎて一日中しんどかった。
雨そのものは好きだし雨音も好きだけど低気圧はきらいです。
抜き打ちの剣道の型テストあったけど攻守ちゃんとできてよかった。
エクスカリバーを使えるようになりたい。
空想の世界にいるのが一番楽しい。
物語の世界のことを考えていると色々な想像ができる。
この小説のコミカライズなら、わたしならあそこをああ描写しただろうな。とか、なんとなくこの人はこんな見た目な気がしていたけど、なるほどこういう見た目だとしっくりくるな。とか、この小説のモデルはなんだろう。とか。傲慢だけど。
わたしはまだ未成年で浅学だし、まだ頭の中の好きなものを並べておくおしろには空室が多いんだと思う。
整理能力も未熟だから、好きなものの部屋にも嫌なものが紛れ込んでいたりとか、何故かきらいなものだらけの部屋があったりとか。
そういう、きらいなものの部屋がたまに主張を強めてくるんでしょうね。しんどい時期には。
自分でその部屋にふらふら入っていったりするんですよ。本当にしんどいと。追い出したはずのきらいなものの部屋に。
私が好きなのは、寒くもなく暑くもない快適な温度の部屋。生活音のたまにする適度な静けさ。ゆったりくつろげる椅子。
なつかしい喫茶店、小学校の図書室、押し入れの中、誰もいない美術館。
そういう好きなものがたくさん詰まった、いつでもくつろげる頭でいたいと切実に思うのです。
最近美術の顧問に教わったある話があって、「石膏像のデッサンをしたり、人物画を描いていたりすると、モデルは他人であるにも関わらず、何故か描いている人間が自分に似てくることがある」というもので。
人物デッサンはだれかを通して自分を見つめ直すことでもあると思っています。この人は睫毛が長いな。この人はここに黒子があるんだな。この像は筋肉質だな。その全てに、「わたしとくらべて」っていう主語が隠れてる。
「わたしとくらべて」画面の中に生まれた人物は、奇妙なことにわたしに似ている。
不思議な話です。
この原理は創作キャラにも当てはまると気づきました。
創作キャラは、ひとりの人間を作ることだと思っているので、そのためにはリアルな人間の成分を取り込んでいじって出力する、という作業をします。
自分が一番よく知るリアルな人間は自分そのものなので、必然的に自分の成分が意図せず勝手に多く入ってる。
中の人が一番強いのは丹生さん。
気づいて自分でもぞっとしました。
見た目も性格もそこまで似ていないのに、奇妙な親近感があるんですよね。
部分部分で似ているんだと思います。
偏屈なところ、怒りっぽいところ、面倒くさいところ、執着するところ。
自分の中の負の感情を押し詰めたら彼ができました。
わたしの悩みも、側から見るとそういう人、そういう性格としてものでしかなかった。
だから少しだけホッとしました。
見た目は完全に趣味です。和服着たい。
この際説明しちゃおう。
梵さんは普遍的な美の象徴です。
顔を描くとき、リアルな人間と言うよりは絵画の中の女性を思い浮かべてます。
多分頻出はラファエロの大公の聖母。
好きなんですよね。ラファエロの聖母。ものすごく美しいのにどこか儚げで、初めて拝みたいと思った。
テーマ的には「初恋の彼女」です。清楚で美しくてちょっと幸薄そうな感じの。そして絶対にその思いは成就しない。
渕さんはこんな人生があったらかっこいいな!の妄想をひっくるめたら生まれた。
趣味がガンガンに詰まっています。
長唄とかそういう趣味。
名前の元ネタは静御前。しづやしづ〜の和歌でもっと好きになった。
千鳥は永遠の子供。
勝手にピーターパンを思い浮かべています。
永遠に成長しないのに心だけは変に透徹しているアンバランスな子供。
物理法則を裸足で踏み越えていくタイプの人ですね。非現実的なことが起こっても彼に諭されたらうーんそんなもんかな?と流せてしまうタイプの。
運動能力については完全に私の願望です。
片喰さんは、ある人間の人生を描きたかったため。
文字にしてみれば物語じみて現実感のない出来事でも、そこにいる人間はそれを全て経験した上で、たぶんその人と同じ地点にはいません。ひとつ上の地点。
そういった意味での人間性の剥離、それによって生じる気味の悪さを描きたくてつくりました。
最後に。
今日テンション高いね!